2022.06.15(水)

建物に思い出いっぱい

たむっちです。山王こどもセンター建て替えに向けて、引っ越し作業や片づけをしながら、こどもセンターに思い出がいっぱい詰まっていることに気づきます。ランドセルをかける板に彫ってある名前や天井の落書き、穴の開いた扉に、最近書かれたであろう…でっかい字で名前が書いてありました。写真にとっておこう。何年か先に「ここに名前書いたやろ。」と見せてあげたい。

  

2階の部屋の昔ながらの扉も保育室の建付けの悪い押入れの扉もその時は「開けられへん!」だの「閉められへん!」だの面倒だな~と思っていたものすべてに愛着があることに気付きます。そしたら、あれやこれやと残しておきたいものが増えていきます。

ある人は、「残しておきたい物というよりこの空間に想いがあるかな」と話してくれました。

 

ある人は、はるばる鳥取から「見納めに来ました!」と足を運んでくれた人もいました。センターには1時間ほどの滞在で、昔話に花を咲かせました。

 

ある人は、ひょっこり現れてセンターの人使いの荒さにも「いいっすよ」と言って夕食会の料理をこども達と一緒に作ってくれました。

 

ある人は、犬の散歩のついでに寄っただけなのに気づけば、エビカツサンドを作り、みんなと一緒に食べていました。

 

まだまだ、「ある人は」エピソードはたくさんあります。

 

解体する日程が、6月末と迫ってきました。

解体する前にこども達のお泊り会や今までこどもセンターで関わった人達が集まる会を開きます。
のぞきに行こうかなと思ったそこのあなた!ぜひ、気軽にお越しください!

 

「センター開放!ラストデイ!」626日(日)13001700

「最後の晩餐」626日(日)17302000

幹事:はる・だいご

※なんだかこどもセンターが、閉鎖するようなタイトルですが()新しく建て替わります。

2022.06.03(金)

お知らせです!

改めまして・・・

山王こどもセンター施設長 田村幸恵(たむっち)です。マミさんこと前島前施設長が定年退職され、20204月よりこどもセンターを引き継ぐことになりました。私が山王こどもセンターの職員になったのが、20134月です。当時1年生だったこども達が高校1年生になり、9年があっという間でした!いろんな思い出を積み重ねてきたことが、昨日のことのように感じているのは私だけなんでしょうね。もう、すっかり青年となったこども達は、未来に向かって進んでいます。そして、今、新しくこどもセンターと出会うこども達といろんな思い出を積み重ねています。こどもセンターの風景は、58年前と一緒でこども達が路地で遊ぶ姿が残っています。

 

積み重ねをしてきた建物も、築80年以上の建物で老朽化が課題でした。これまでも、様々な方に支援していただきながら補修を繰り返してきましたが、こどもたちの安全を確保できる建物には至りませんでした。これから先も、この地域の中で活動を続けていくために、私たちは建て替えることを決意しました。

 

今回の建て替えは、こどもセンターとおとなセンターを一つの建物に建て替え、商店街側に新たに、こどもを主体とした場を設けます。その場を使って、こども達やおとなセンターのメンバーが地域の方と交流できるように、また、こども達に新たなチャレンジの場を設けられるようにと考えています。

 

建て替えには、大きな資金が必要になってきます。今までの活動が評価され、助成金を受けることが出来ました!今回の助成金で受けられるのはこどもに関する費用のみで、解体費やその他の部分は自己負担になります。この自己負担の部分を確保するためにクラウドファンディングにて寄付金を募ります。こどもセンターにとっては大きなチャレンジです!

 

建て替えに向けて「こどもセンター建て替え日記」や「facebook」で発信します。

まずは、このチャレンジを多くの人に知ってもらえるようシェアや身近な人にお知らせなど、ご協力していただけると幸いです!                        


山王こどもセンター施設長 田村幸恵