2019.07.26(金)

【求人】西成の児童館でこどもたちと思いっきり遊びともに学ぶお仕事

西成区山王で1964年より、

50年以上に渡りこどもたちの居場所として地域に根付いた活動をしてきた山王こどもセンターで、スタッフの募集をすることになりました。

 

募集職種は「放課後児童支援員」。

なんだかお堅い名前ですが、実際は全く型にハマらないこどもたちの生活、そして人生に関わるお仕事です。

その中で今回募集するスタッフにしていただきたいお仕事内容をいくつかご紹介します。

 

①こどもたちと思いっきり遊ぶ!!

学校が終わったら、こどもたちがぞろぞろとこどもセンターに帰ってきます。

そんなこどもたちに、「おかえり^ ^」と出迎えるところからスタート。

帰ってきたこどもたちの宿題を見たり、こどもたちと思いっきり遊んでもらいます。

この仕事の一番の魅力はここにあるかもしれません。

学校の先生や塾の先生と違い、山王こどもセンターは基本的にこどもたちが「遊ぶ場所」です。

こどもたちの成長にとって欠かせない「遊び」に向き合うとても大切なお仕事です。

遊びの中だからこそ見えてくる、こどもたちの個性、特性。
それに気付き、その個性が伸びるお手伝いもお願いします。

マニュアルもなければ正解もありません。

一人の対等な人間として、こどもたち一人一人に全力で向かい合ってください。

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近所の公園でブランコ遊び

 ②地域の人との交流

山王こどもセンターは55年間この場所で活動をしています。

ご近所さんは知り合いばっかり!

長い時をかけ築きあげてきた、地域との繋がりをこれからもずっと続くようにしたいと考えています。

ご近所さんとの交流を積極的にしていただきたいです。

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こどもまつりは地域の人もたくさんやって来ます

  

③保護者の方とのコミュニケーション

山王こどもセンターに通うこどもたちの保護者さんとのコミュニケーションはとても大切です。こどもの家庭での様子や、困っていることを聞くだけでなく、お母さんやお父さんが困っていることも、山王こどもセンターでは寄り添える限り伴走してきました。

山王こどもセンターでは、なんと3世代に渡ってこどもセンターに通っている家庭もあるんです!保護者の方にとっての居場所でもあります。

そして、こどもセンターの中で発見したこどもたちの魅力を保護者の方に伝えるのもとっても大切なお仕事です!

 

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こどもだけでなく保護者の方とも深いお付き合い

④イベントの企画と運営

こどもセンターでは「非日常の体験」を大切にしています。
例えば、家族で旅行や遠出に行く機会のないこどもたちも少なくありません。

週末に日帰りの遠足や、春と夏にはみんなで泊まりがけでキャンプに出かけたり、年間を通して様々なイベントを実施しています。

その企画・運営だけでなく、新しいイベントの企画もしていただければ、こどもたちにとって新しい体験を得られるチャンスになると思っております。

 

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地域のこども大集合のうんどう会!

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1年の中で一番楽しみなサマーキャンプ^ ^

 

⑤雑務!!

職員体制は最小限。こどもたちと関わる仕事なのですが、それ以外の事務作業などの雑務も正直たくさんあります。

例えば、こどもたちのその日の様子を記録に残したり、支援してくれている方々に向けた機関紙の発行を行ったり、細かな雑務はたくさんあります。

効率化を行い、できる限り減らしてきていますが、組織を運営していく上でどうしても必要な業務になります。

 

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レトロな事務所での作業風景

【山王こどもセンターについて①〜学童施設との違い〜】

「学童」「学童保育」という言葉をご存知ですか?
学校が終わったこどもたちが遊びにやってくる場所です。

山王こどもセンターも大阪市の「留守家庭児童対策事業」として学童保育をしている施設になります。

でも、全然やってることは違うんです。

学童は通常、「登録制」でひとり親家庭や共働き世帯でかつ、小学生だけが対象だったりします。

また、登録しているこどもたちは基本的に用事がない限りは学童に通わないといけません。

しかし、山王こどもセンターは「自由来館制」です。

登録しているこどもはもちろんですが、登録していないこどもでも参加できます。
また、小学生だけでなく、中学生も遊びに来て構いません。
高校生になったら「こども」ではなく、「ボランティア」として運営に関わってもらっています。
なので毎日、幼児さんから高校生までいろんな年齢のこどもたちが訪れる場所です。

障がいを持っているこどもも登録等に関係なく遊びにこれる場所で、本当に多種多様の人たちが集まる場所です。

 

そして、通常の学童は「月謝制」です。毎月決められた月謝を利用しているこどもたちは支払う必要があります。

しかし、山王こどもセンターは「原則無料」で利用できる場所で、お昼ご飯(270円)やおやつ(50円)などは実費を支払うだけで遊びにこれる場所です。

「誰でも来れる場所」を目指しています。

 

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毎月みんなで晩ごはんを一緒に作ります

 

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昔懐かしの山くずしもここでは人気の遊び

 

【山王こどもセンターについて②〜多様性の場〜】

山王こどもセンターにはこどもだけでなくいろんなおとなもやってきます。

毎年100人以上のボランティアさんがお手伝いにきてくれます!

そして、保護者の人もお手伝いに来てくれたり、幼少期にこどもセンターで遊んでいた卒業生も、地域の人も、近所のゲストハウスに宿泊している外国から来た人も、たくさんの人がお手伝いに来てくれます!

そんないろんな人が来る場所でこどもたちは自然と「多様性」について肌で学ぶことができる場所です。

 

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老若男女・国籍・障がいの有無関係なしに多くの人が支え合う場

 

 

【山王こどもセンターについて③〜地域学習〜】

山王こどもセンターは大阪市西成区にあります。

この地域には様々な歴史があり、現在も色々な状況を抱えている人たちが多数います。

「自分が住んでいる地域のことを知ろう」と、近隣で野宿をしているホームレス状態の人におにぎりや毛布を持って訪問する、こども夜まわり活動や釜ヶ崎三角公園で実施されている夏まつりに参加したりしています。

 

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こども夜まわりの様子

 

 

【山王こどもセンターについて④〜先駆的な活動〜】

山王こどもセンターは55年間地域のこどもたちの居場所として活動しています。

この場所にはひとり親家庭のこどもや、生きづらさを抱えているこども、生きづらさを抱えている保護者の元で暮らすこどもも多数います。

そんなこどもたちに「遊び」の域を越えた関わりもしています。

生活支援や学習支援、進路相談、また家庭にも入り込むことがあります。

お母さんの悩み事の解決をお手伝いしたり、公的な福祉制度に繋げるためのお手伝いをしたりしています。

こういった活動が注目され、多数のメディアから取材を受けています。

現在「こどもの貧困」やお金がなくても誰でもご飯が食べられる「こども食堂」という言葉や活動が世間で広く認知されるようになりましたが、山王こどもセンターでは何十年も前からそういった地域福祉の草の根活動をしてきました。

 

 

 

一緒に地域のこどもたちと、共に遊び、共に育っていきませんか?

 

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地域に開かれた、みんなの居場所

 

 

【募集要項】

●雇用形態:正社員

●求めている人材:職種・業界未経験者歓迎、短大・専門学校卒以上

●勤務地:大阪市西成区山王2-5-4

●給与:月給17万3000円〜(別途住宅手当あり)

●勤務時間:曜日・時期により変動あり(詳細はお問い合わせください)

●休日・休暇:週休2日制、祝日(※)、年末年始、有給休暇

(※イベント等で祝日勤務の場合も稀に有り)

●待遇・福利厚生:賞与年2回、社保完、退職金、通勤交通費支給/当社規定

 

応募・質問は

メール:sannoh-k-c@mwa.biglobe.ne.jp

電話:06-6633-8415

にお問い合わせください。

 

ご応募お待ちしてます!